マラソンに感動
路上を埋め尽くす人、人、人。陸上競技だ。リマで出会う事になるとは…
現在、リマでは「パンアメリカン競技大会」なるスポーツ大会が開催されている。スポーツに関わってきた私、機会があれば見に行きたいとは思っていた。市場で朝の買い物をした後、食堂に入った。するとテレビにはマラソンの中継が映っていた。どうやらスタート地点は宿の近くらしい。
女子のスタートには間に合わなかったが一時間後の男子のスタートには間に合った。
このレースは周回コースを使う。何度か選手を見る機会がある訳だ。路上には国旗を持った人や赤白のペルー国旗色の服を着た人が大挙している。身動きが取れないほどである。道端の飲食店のテレビには人だかりができている。
客も通りすがりも店員も関係なしに、くぎ付けになっている。そしてサッカーの応援のような歌が鳴り響く。
懸命に走る姿が人をここまで動かすのかと感じた。私も細々とではあるが、スポーツを続けてきた。最近はスポーツの持つ力を忘れかけていたのも事実。ここまで影響力のあるものなのだとあらためて感じた。
スポーツはええなあ。感動…
「ペルー!ペルー!!」
この声が追い風になったのか、男女ともに地元ペルー選手が優勝!地鳴りのような歓声が沸き起こった。
私自身もかつてスポーツの国際大会に関わったことがあった。ちょうど一年前だ。規模はこのパンアメリカン競技大会と比べ物にならない。しかし国際大会ではあった。陸上競技チームの監督をさせてもらった。
そこはスポーツの根付いていない地域、そして放送網も整備されていない地域だった。それを言い訳にしてはいけないが、ここまで多くの人を熱狂させることなどできなかった。「やれることはやった。」「無力だった。」両方の思いが残った。
そこからスポーツに関わる機会は減っていた。でもこの日、忘れかけていた思いが少しよみがえってきた。
一生懸命さは伝わる。
さあこの旅も終盤。たるみ切った身体はまたジム通いで締めていきます。
一生懸命やります!
選手の皆さんお疲れさまでした!ようやくスポーツブログらしいことが書けました。ちなみに、この競技会の野球の部には、ソフトバンクホークスのグラシアル選手とモイネロ投手が出るらしいです。
この次の記事もスポーツ系(のつもり)で…